京都おいけ 田中カウンセリングルーム

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テンメイ・かうんせらー日記ベスト選

■2006/02/04 (土) 節分の夜の訪問者?

心理カウンセラーのテンメイです。

昨日は節分。皆さんの家は豆まきをしますか?
私の家は、祖父、祖母が昔ながらの風習を守っています。

豆まき後、歳の数だけ豆を食べたり、新しい習慣では、
巻き寿司の丸かじり、なんて言うのもあります。

あと、理由は知らないのですが、ヒイラギの枝と鰯の頭を
玄関ドアの上のほうに挿しています。これも昔からやっています。

さて、その夜、深夜2時過ぎ、下の息子が私の部屋に来ました。

息子「お父さん、お父さん、起きて」
私「んー、どうした?」
息子「誰かが玄関を開けようとしてるみたい」
  「さっきから、変な音がする」

私、寝ぼけ眼で息子を見たら、
息子は野球の金属バットを片手に持っているではありませんか。

ビックリ!!!

もしもの用心のため、息子が2階の窓からこっそり覗きました。
誰もいません。人の気配もありません。

私「どう?」
息子「誰もいないみたい」
私「隠れてるかも知れないぞ」
息子「あっ、猫が一匹いる!」

この時点で、問題は解決です。
玄関上に、鰯の頭。
猫にとっては、深夜に見つけた「ごちそう」

木製のドアに、爪を立て、必死のジャンプ!
でも、高いから届かない。
再度チャレンジ!
体当たりと、爪で上に上ろうとドアをガリガリ!!

そこに、息子が顔を出したので、あきらめたようです。

夜中に笑ってしまいました。
正体を見るまでは、二人とも泥棒と思っていましたもの。
本当に、戦う準備態勢、していましたもの。

よかった、よかった。

次の日の朝、玄関ドアの下は、木屑がいっぱい。
鰯は無傷。二人で見て、また笑ってしまいました。

今日の話題、心理学的に、感じること、ありませんか?

「見えない不安」は、自分で話を大きくしてしまっています。
最悪のケースから、スタートしていますね。
悪いことではないですよ、
人間は、そう言う風に考えることも、できる生き物なのですから。

深夜→変な音→泥棒?→格闘?→怪我?→病院?、も、ひとつの考え。

深夜→変な音→お化け?→怖い、も、ひとつの考え。

深夜→変な音→強風?→寝る、も、ひとつの考え。

?以降は、見えてませんね。
「見えない不安」に、どう対応するか?
コレが上手い人は、意外と「悩み」の少ない人ではないでしょうか?

皆さんは、どう思います?

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