京都おいけ 田中カウンセリングルーム

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テンメイ・かうんせらー日記ベスト選

■2006/06/06 (火) 猫の恩返し、アルかもね?

心理カウンセラーのテンメイです。

少し前のお話です。
居間の窓を開けると、隣家との境界ブロック塀があります。
低いですが、覗かれることがありませんので、
夏などは、窓、開放したままです。

で、このブロック塀の上、猫の通り道になっています。
いろんな猫が通ります。窓が開いていると、一旦、止まって
家の中を覗きます。

家人がいると、目を合わせてから、堂々と去って行きます。
家族が、何かを食べていると、少し首を伸ばして、確認してから
歩いていきます。ゆっくりと。

「あんまり、たいした物、食ってないニャ〜」って、感じで。

テンメイ、ちょっとムカッとします。その態度の堂々さに。

そんなある日、白い猫が窓の外で鳴いていました。
うちの母が顔を出しても、その日は逃げないんです。
「ニャ〜、ニャ〜」と、鳴き止まないんです。

母を確認すると、少し移動して、ブロック塀の下を覗きながら
鳴くんです。そこは隣家の物置とブロック塀の、わずかな隙間が
あるところです。

あまりに、鳴きますから、母が勝手口から廻って、
猫のいるところまで見に行きました。白い猫、警戒して、
物置の屋根に登ってこちらを見ています。

隙間を覗き込むと、なんとそこには、小さな赤ちゃん猫が、
か細い声で鳴いているんです。まだ、目も見えないぐらいの
小さな、小さな猫です。

事情がわかりました。白い母猫が、口にくわえて移動中に
落としてしまったようです。自分ではどうしようもなかったので、
いつも歩いている、窓のところから、顔見知り(?)の我家の人間を
呼んでいたみたいでした。

ウソみたいなお話でしょ。
でも、本当なんです。
猫でも、母親って、なんか、すごいですね。
テンメイ、この出来事に、気持ち、ウルウルしましたもの。

で、それから、家人が棒を使って子猫を横の空間に出しました。
母猫は、大急ぎで子猫をくわえて去っていきました。

母も「よかった、よかった」と言っていましたが、
次の瞬間、何を考えていたんでしょう?
突然に「んー、猫の恩返し、あるかもね」って、
真剣に言いました。家族一同、ビックリ!

どーすんだ、明日、ネズミの死骸を持ってこられても!
鶴や笠地蔵のお話じゃ、ないんだから!

別の意味で、うちの母親もスゴイ!と思いました。

今日は、ここまで!
またネ!

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